カエル、かえる、蛙

月曜日, 10月 16, 2006

蝦蟇鉄拐の目抜

 日本刀の柄のところに目抜という金属の飾りがついています。
 東京国立博物館で見た江戸時代のある刀には蝦蟇(がま)仙人鉄拐の姿の目抜きがついていました。この人物は中国の絵画によく現れ、日本でも絵に描かれています。この目抜きの姿では左手の掌に蝦蟇を乗せています。
 鉄拐とよく対になって描かれるのは道士劉海蟾です。彼は光悦の作品の漆塗りの硯箱(出光美術館蔵)に、頭に蝦蟇を乗せている姿で描かれています。

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