カエル、かえる、蛙

日曜日, 12月 17, 2006

根付(その一)



 写真は蛙を彫ってある根付です、ご存知の方が多いとは思いますが、根付は印籠を下げる紐の端につける細工物で、飾りであると同時に紐が挟んである帯から抜けないように留める役割もしているもののようです。
 ある偉い英文学の先生がご著書に、間違えて、刀の下げ緒につけるものであると書いてお出でになったのを読んだことがあるので、念のため説明を書きました。
 この根付は川口の陶器市で買いました。黒檀で出来ています。小さな引き出しになっています。何かを入れるんでしょうか? 引き台の奥が、背中側に出っ張り、そこに紐を通す穴が開いています。裏に「春正」とう銘があります。

 蛙が引き出しの箱に上ろうとしている、動きのある姿のところが面白いです。

6 コメント:

  • おしゃれな根付ですね!小さな引き出しには何を入れたのかしら?知りたくなります。

    投稿者:Anonymous 匿名, 投稿時刻:水曜日, 03 1月, 2007  

  • 木の葉さん

     この中には印籠から出して、次回に飲む丸薬でも小出しにしておいたのかななんて想像を逞しくしています。
     でもこの頃の職人さんのことだから、実用的な意味はなくて、ただ面白いから引き出しを作ってみたのかもしれませんね。
     
     木の葉さんはどう思いますか?

    投稿者:Blogger Toki, 投稿時刻:水曜日, 03 1月, 2007  

  • 銀の小粒など、忍ばせておいて、イザというときに備えておくのも如何でしょうか?

    投稿者:Anonymous 匿名, 投稿時刻:金曜日, 05 1月, 2007  

  • 銀の小粒とは江戸時代らしいです。色々想像するのも楽しいですね。

    投稿者:Blogger Susumu, 投稿時刻:金曜日, 05 1月, 2007  

  • 匿名ユーザー 「銀の小粒」発言は木の葉です。使い慣れてなくて、ゴメンナサイ。

    投稿者:Anonymous 匿名, 投稿時刻:土曜日, 06 1月, 2007  

  • いえいえ銀の小粒なんていう語を使える人は、僕の周囲では木の葉さんくらいかと思って、すぐに分かりました。

    投稿者:Blogger Toki, 投稿時刻:土曜日, 06 1月, 2007  

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